「ボイスサンプル→コチラ」
「連絡先→na.fujiken@gmail.com」
今年の正倉院展に
何とか間に合った。
東大寺大仏造立という偉業。
それを成し遂げた聖武天皇の遺愛の品々を
妻の光明皇后の意思で保存される事に。
『正倉院宝物』はそこから始まったとされている。
工芸品や文物は9000点にも及び
毎年そこから選ばれた宝物を60点前後展示。
一度展示された宝物は
早くともその後10年間は再び展示される事はないらしい。
生きているうちに
あとどれだけのお宝を目にする事ができるやらである。
開催期間は11月13日(月)まで。
もう間も無く終わってしまうのが何だか悲しい。
| 奈良国立博物館 |
この正倉院宝物のキーマンである聖武天皇は
日本古代史を語る上でも鍵となる人物。
東大寺建立理由や人生後半の流浪と揶揄された行幸など
通説で語られるのとは別の理由があった可能性が高い。
おっと
これ以上はマニアックな話になるので深入りはやめておこう。
正倉院展は
『日本の心』を大切にしている人にとって
観て損はしない最高級の展示イベントだと思っている。
自称「日本古代史愛好家」の自分にとっては
声を使って何かお手伝いできないものだろうかと
厚かましくも考えてみた。
色々案は出たものの
ナレーションではなく直接案内するボランティアガイドが
自分には向いているのではないかという結論に・・
ある意味残念である。
それはさておき
正倉院展のグッズも見逃せない。
かっこいいものから可愛いものまで
現地で多数販売されているので是非チェックしたい。
![]() |
| 今年の正倉院展グッズの獲物たち |
※思わず買ってしまったグッズ
(右から反時計回りに)
・一筆箋
・割れない杉の薄板ファイル
・「正倉院宝物181点鑑賞ガイド」本
・チーフ
・オリジナルふきん
・コースター
特に気に入っているのがファイル。
杉の香りもするので使うたびに癒されそうである。
た、多分、花粉症の人も大丈夫なのだ。
時を超えた多くの宝物が
自分から数十センチの場所にあるという感動。
しかしながら
8世紀の宝物にも関わらず
21世紀の現代人が使う品とそう大きく変わらない事に驚かされた。
約1300年も昔の品々だというのに
そう遠く感じないというこの不思議な感覚は一体何だろう。
『日本の心』が
今の自分たちにも息づいているからなのか。
正倉院展に毎年行けば
その答えが見えてくるかもしれない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【第69回 正倉院展】
期間:〜11月13日(月)
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
時間:午前9時~午後6時
※土曜日、日曜日(11日・12日)は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで




