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時間を作って散歩に出かけることにした。
そういえば
昨年に引越しをしてからというもの
ろくに近所を散策していない。
引越しをしたならば
まず最初に挨拶をしなければならない「モノ」に
まだそれを済ませていないことを思い出した。
ご近所さんの挨拶周りも大事だが
これを忘れるとどエライことになるやもしれぬ。
それは
『氏神様』への挨拶である。
そもそも氏神（うじがみ）とは
住んでいる地域にある『神道の神』のことだ。
簡単にいうと
地域（近所）の神社で祀られている神様。
ジブリ映画の「となりのトトロ」でも
引越し後にお父さんが、さつきとメイを連れ
注連縄（しめなわ）が付けられた大木に挨拶していたアレである。
日々の仕事や用事にかまけて・・忘れた事にしていた。
あ〜最悪。見事にしくじったものである。
こんなていたらくではバチが当たってもしかたあるまい。
そう思ってしまうのが
日本人の性というものかもしれない。
それはそうと
せっかくなので、この機会に近所の神様へ挨拶に行くことにした。
見つけた神社の名前は「阿比太」という。
アピタ？ スーパーやん！
と思ったが「アビタ」と読むらしい。
・・どこまでもバチ当たりである。
その阿比太神社に祀られている神様は
「スサノオ」さんだった。
アマテラスの弟で
あのヤマタノオロチを退治した神様。
乱暴者だったようで
アマテラスがビビりまくっていた神様だ。
今まで数多くの引っ越しをしてきたが
その先々で見事にこの「スサノオ」さんが氏神だった。
そういう親しみを込めて「さん」付けで呼ばせてもらっている。
なので、決して不敬ではない。
絶対怒られない。・・はずである。
今回もそのスサノオさんが氏神という事で
なんだかホッとした。
そんなこんなで
引き続き宜しくお願いしてきたのである。
