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気がつけば
2月もど真ん中になってしまった。
もっとゆっくりと時間が過ぎないものだろうか。
それでいて
早く気候が暖かくなって欲しいと願う気持ちもある。
そんな揺れる思いの2月15日。
そういえば
日本で『白雉(はくち)』という元号が定められたのが
旧暦の2月15日だ。
1300年以上前の飛鳥時代(古墳時代の次)の話である。
この元号になった経緯が
とある国司(こくし/今でいう知事)が孝徳天皇へ白い雉(きじ)を献じた。
すると「白い雉とな?これは吉兆じゃー!」という事で
『白い雉=白雉』へ改元したという話がある。
ちなみに
日本で第一号の元号は『大化(たいか)』で
646年の大化の改新(645年は乙巳の変)が行われ
「政治・統治スタイルが大きく変化したよー!」
という事で『大化』となったそう。
そして第二号が、この『白雉』である。
しかも
『大化』も『白雉』も先述した孝徳天皇の時代の元号。
一人の天皇が2つの元号を使ったという事だ。
その孝徳天皇崩御の後
32年間は元号がなかったというのだから驚きである。
とまぁ
元号の始まりは、こんなにライトな感じだったようで。
来年の5月から新元号となるが
どんな漢字が使われるのか等、期待が膨らむ。
有識者らが集まって
それぞれが難しい顔をしながら
きっと「あ〜でもない、こうでもない」と知恵を絞っている事だろう。
そんな勝手なイメージをしながら
『白雉』と決まった時のライト感あふれる経緯が、つい頭をよぎってしまうのである。



