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とあるハウスメーカーのテレビCMを観た。
【大地震】が起きても安心な耐震構造!だったかな?
そんなフレーズをナレーションで言っていた。
その中で
【大地震】を「だいじしん」と読んでいた。
「おおじしん」か「だいじしん」かの読み方問題は
先の東日本大震災が起きた際に
近しいナレーター達の間で議論になった記憶がある。
結局のところ
「じしん(地震)」のような音読みの上に「大」を付ける場合は
同じく音読みで「だい(大)」となるのが原則だが
「大掃除」や「大騒動」など例外も多いということ。
ちなみに
NHKでは例外読みを採用し「おおじしん」と読む方針らしい。
結論は
どちらも読んで間違いではない、ということである。
となると
「おお」と「だい」の響きの違いをどのように扱うか。
作品内容・前後の文脈・全体の雰囲気も意識する。
その選択は、特に制作側の指示が無い限り
ナレーター(読み手)としての感性で決めて良いのだから
原稿を読むにあたり、気合が入る場面でワクワクするところ。
さらに
ナレーター(読み手)によって『作品が変わる』という
とても面白い部分でもある。
兎にも角にも
何も考えず、何も感じずに読むことだけは、避けたいところである。



