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深夜の涼しさで
秋の雰囲気も少しづつだが感じられるようになった。
でも「夏の終り」と認識するには
まだ何かが足りない。
その原因に思い至った。
『信州へ行っていない』
雄大なアルプス。
安曇野や戸隠の蕎麦。
鬼無里村のおやき。
木曽の宿場。
諏訪の湖。
関西とは違った大自然の色。
夏の恒例だった。
この信濃地方は
観光に訪れるだけでは気づかない
日本古来の信仰の痕跡が色濃く残る独特の地域でもある。
それは神道でもなければ
もちろん仏教でもない。
かつての自然崇拝「アニミズム」。
縄文時代の信仰形態だ。
神道仏教が浸透した近畿と関東に挟まれた地域にも関わらず
なぜ信濃はそれに染まらなかったのか。
そこが面白いのである。
そんな信濃の空気に触れると
自分の浮ついた気持ちがグッと引き締まる。
その気持ちの振り幅が
ナレーションの表現にも少なからず影響を与えているように思う。
ある意味での「デトックス」。
まだ間に合うかしら。
信州の9月は早くも紅葉狩りのシーズン。
赤のコントラストを楽しむのも、いいかもしれない。



