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毎年この時期になると
アフリカを思い出さずにはいられない。
行ったことが無いにも関わらずだ。
お盆には一足早いお墓参りとなった。
毎年変わらぬ風景を楽しみながら
車を進ませる。
大阪市内から約1時間半。
眼前には
山肌一面に茶畑が広がってくる。
その一角に
我が先祖代々は眠っているのだ。
それはそうと
問題は茶畑だ。
なぜ、そんな見た目なのだ。
横に長細く
何段にも渡って刈り取られている。
茶の木の性質や特性を全く知らない自分が
こんなことを言うのは恐れ多い。
しかしながら
その風景
アフリカ人特有のヘアースタイルに見えてしまう。
お墓に参るに
茶畑の斜面を進むのだが
頭皮を歩いている感覚に陥る時があるのだ。
煩悩を振り払うのは
なかなか難しい。
できることなら
毎年、清い気持ちで墓参りをしたいものである。



