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日本の蕎麦発祥の地が
滋賀県米原市伊吹地方とは知らなかった。
『奈良時代、僧の修行の場となっていた伊吹の地に
唐の国から修行僧が蕎麦を持ち帰り、栽培したことから
日本の蕎麦の歴史は始まりました』
偶然立ち寄った伊吹山麓にある「そば処 伊吹野」で
そう謳われていた。
そんな場所で食べる蕎麦は
なんとも味わい深い。
しかも新蕎麦の時期ということで
俄然テンションも上がる。
ここはざる蕎麦を注文して
しっかりと新蕎麦の風味を堪能したいところである。
店の駐車場からは雄大な霊山「伊吹山」を一望できる。
すでに冠雪しており
麓に立っているだけで寒くて風邪を引きそうだ。
ここはさっさと入店するに限る。
席に着いたところで
早速スタッフが注文を取りに来た。
迷うことなく
「熱々の天ぷら蕎麦で」
こう言う自分が大嫌いである。
初めからざる蕎麦と決めて入店したはずだ。
外の寒さに・・・勝てなかったのだ。
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| （そば処 伊吹野 天ぷらそば） |
しかしながら
美味い蕎麦には変わりなく
身も心も温めることができたので良しとしたい。
ところで
今回の伊吹地方訪問にあたり
日本古代史の事でかなり面白い事実を見つけてしまった。
「日本書紀」「古事記」によると
ヤマトタケルが亡くなる直接的な原因は
伊吹山麓での出来事であると言っている。
それに関係した事なのだが
機会があれば書きたいと思う。