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今夜は、1ヶ月も前から楽しみにしていた
自宅で『一人焼き肉』である。
寂しい奴だと思うなかれ。
たまには人の目を気にする事なく
好きな映画でも鑑賞しながら
肉とマッコリを堪能する至福のひと時を味わいたい。
肉を焼く音で
映画の音声が掻き消されようが関係ないのだ。
そんな思いを胸に
自宅から13キロ先へと車を走らす。
そこには
低価格で質の良い肉とホルモンを扱っていて
わざわざ行く価値のある肉屋がある。
店に近づくと
何だかいつもと雰囲気が違う。
・・・定休日である。
なぜいつもこうタイミングが悪いのだ。
前世で何かやらかした報いなのだろうか。
しばらく呆然としたあと
帰路に着いた。
その道中
焼肉に代わるものをあれこれ考えてみる。
しかし
自分を満足させ、且つ映画の音声をかき消すパワフルなメニューは思いつかない。
自宅に戻り
1時間以上も考えた挙句出た答えが「たこ焼」である。
・・『一人たこ焼き』。
悪くはないが
「焼肉」の穴を埋めるには程遠いパンチ力。
この際致し方あるまい。
他に思い当たるものもなく
どうやらコレに落ち着きそうな気配である。
いくら万全な計画を立てたとしても
一つのほころびで台無しになるという良い例なのだ。
全ては拙い計画を立てた自分のせいなのだが・・
心したい。



