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先日
夢に「万里の長城」が出てきた。
出てきたと言うより
万里の長城を目指す夢である。
遠くに見える山々の尾根を
とてつもなく大きい大蛇が巻きついているかのような
異様な眺望だった。
（夢だからなんでもありなのだろう）
気がつくと
万里の長城に立っていて
そこで目が覚めた。
なぜに万里の長城かは全く不明。
そんなワードすら何年も目にも耳にもしていないのに。
もしや
歴史好き体質ゆえに
長年触れていないものを欲するという一種の栄養不足的な現象なのだろうか。
とにもかくにも
その夢のインパクトが強く
なかなか頭から離れない。
そんな中
なんとなく映画タイトルを流し見していると
「グレートウォール」で目がとまった。
これは運命なのか。
万里の長城が舞台の映画である。
これは観るしかあるまい。
主演はマット・デイモン。
・・中国の歴史物なのにアメリカ人。
なにやら面白そうではないか。
さっそく鑑賞した。
歴史戦争アクション映画と言うことだが
パニック要素も含まれている。
そして史実は関係無しのストーリーが展開され
数え切れない謎の生物との戦闘が繰り返される。
（映画だからなんでもありである）
その謎の生物が大量に長城に押し寄せるイメージは
当時の中国北方を脅かしていた匈奴なのかもしれないが。
作品としては
映像美と撮影技術に眼を見張るものがあって楽しめた。
描かれている万里の長城
夢で見たものと雰囲気が似ていたので
チョッピリ嬉しかった。
この映画のおかげで
また当分のあいだ「万里の長城」不足はなさそうである。
