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今朝
台所でとても小さな蜘蛛を見つけた。
さて、どうしたものか。
・殺生
・放置
・逃す
の三択である。
かのアインシュタインやスティーブ・ジョブズ、
オバマ元大統領やマークザッカーバーグなどは
「決定疲れ」を避ける為に無駄と思われる決断をしないのは有名な話。
そのため「毎日同じデザインの服を着る」という徹底ぶりだ。
偉人たちの思考回路には毎度驚かされる。
一方で
自他共に認める凡人は
朝から三択に悩まされている。
散々に悩んだ結果、屋外に逃がすことにした。
もしこれが蜘蛛ではなく
蚊や小蝿だったらどうだ。
悩むことなく「殺生」を選択している。
しかも条件反射的に。
だが、蜘蛛はそうはいかない。
特に朝蜘蛛を殺生してはダメだ。
でも、何故そう思ってしまうのだろう。
きっと、カラダに染み込んだ『迷信』のせいである。
そうは言っても、迷信の詳細などハッキリ覚えていない。
ただただ盲信してしまっているだけだ。
そこで調べてみた。
【朝の蜘蛛は仇でも逃せ】という言葉があった。
思い返せば、死んだ婆ちゃんが言ってた気もする。
《殺してはいけない理由》
①『朝蜘蛛は福を運んでくるから』
蜘蛛の子は大量に生まれるが、それをお金や物に見立てたのだろうか?
②『朝蜘蛛を見たら天気が良くなる』
蜘蛛は晴天の日にしか網を張らない為
天気が良い=良い一日を運んでくる縁起の良い生き物とされている。
③『朝蜘蛛は天国からの使い』
昔から蜘蛛はこの世とあの世をつなぐ存在と言われていて
幸運の兆しとされているから。
それが芥川龍之介「蜘蛛の糸」に反映されたりしているらしい。
以上である。
③の根拠があまり分からないが
ゲンを担ぐ自分としては逃がして正解だったのである。
朝に蜘蛛を殺生した後に何か嫌なことがあったら
ソコに原因を求めてしまうに決まっているのだ。
今回の「朝蜘蛛問題」が迷信の詳細を知るきっかけになった。
それに加え
迷信通りに行動すれば余計な決断も減る。
なんだか、少しだけ偉人に近づいた気分なのである。



